診療科目・専門外来のご紹介

総合診療科


近年の医療は専門の細分化が進み、特定の疾患や病態を深く診て高度な治療を行うことが出来るようになりました。
しかしその一方で、一人の患者様を全体的に捉えて診療(全人的医療)できる医師が少なくなってきたという問題も出てきました。その反省から、患者様の様々な健康問題を把握し、時に必要な専門医と連携を取りながら診療を行う総合医のニーズが高まり総合診療科は生まれました。
当院の総合診療科の役割は、全人的医療を提供すること、診断のつきにくい疾患を検査や専門医の意見を駆使して診断を付けることが主となります。長寿高齢化が進むと、多数の疾患を持つ患者様が増えます。たとえば、高血圧、狭心症、糖尿病、リウマチ、慢性腎臓病をもつ患者様を専門医だけで診療する場合には、循環器内科、糖尿病内科、膠原病内科、腎臓内科の医師がそれぞれ主治医として必要です。また、リウマチが悪化したのでプレドニンを増やすと糖尿病が悪化するといった、一つの疾患の治療によって他の疾患が悪化するといったことが起こります。このような時に、総合医が全人的に患者様の診療を行い、何かあった場合には各専門医と連携して対処するといった診療が、患者様にも、医療経済的にも負担が少ないことはおわかりいただけると思います。
もう一方の「診断する」に関しては、複数の科にまたがる疾患や希な疾患、検査で異常値を認めにくい疾患といった、診断することが困難な病気をきちんと診断することも、当院の総合医の役割となります。

こんな症状やお悩みの方へ

・多くの疾患を抱えていてどこの科を受診したらいいか分からない方 

・病気ではないけど健康のことで少し相談したい方

・「専門ではないので・・・」と各科を次々と紹介されなかなか診断がつかない方

など、是非当院の「総合内科」を受診されて下さい。

診療科目

 

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